酒を飲んで寝て
私はアルコールを美味しいとあまり思わないのだが、中には20代にも関わらず仕事から戻ったらすぐに酒を開けて愚痴って寝るという人もいる。
ここも大都会とはいえないし、娯楽も限られるかもしれない。
幼いころは身の回りのものがなんだって娯楽になり得た。
精神年齢が幼かった私は20代中盤までゲームに夢中になっていたから、飲む買う打つ的なものとは無縁だった。
ゲームだって30代なのに節操無くハマっている人は沢山いる。
彼らはゲームを楽しめる才能があると思う。
何かにハマって続けられる人を観察するに連れて、虚しい気持ちになるし不安な気持ちにもなる。自分にとっての生活のあり方とはなんなのだろうか、と。
タバコ、酒といった嗜好品はやらない。
酒もたまにワインを買ってきてほろよいになるまで飲む程度だ。
一見健康的な生活に見えるかもしれないが、個人的には自滅的な生活をしたいという願望が強い。正直、普通の生活とかどうだっていいとすら思う。
仕事とかだってどうだっていい。結局の所、自分には目標とかやり甲斐とか、自分に対する肯定的な考え方や人生に対するポジティブな価値観が全くないのだと気づく。
そういった時にふと周りを見渡してみると、案外みなそうなのではないだろうか、と思うこともある。でも、周りのみなは私以上にはエネルギッシュに人生を過ごしているように思えるのである。