事前準備
何かをしようと思っていたのについつい寝てしまって予定を先送りするハメになったりすることはよくある。
勉強を3時間すると決めていたのに、1時間位で一段落したら満足しちゃって休憩してしまい、そのままその日が終わってしまったりする。
勉強をする上でのスケジュールが頻繁に無視されるのは、期日までに追い込みをかければなんとかなるだろうと腹の中でなめてかかっているからである。
歯医者に行くでも、待ち合わせの時間でもよいが、ギリギリになることが多く、たまに物忘れをすることもある。最悪のケースだと遅刻してしまうこともある。
こういったことを度々繰り返すにつれて「あぁ、人間ってすごいなぁ」と思う。
何だかんだで時間ギリギリには準備を終わらせて、間に合わせられるからだ。
しかしこれが逆に良くない。
仕事で遅刻をして怒鳴られて恥ずかしい思いをしたら、二度とやらないようにしようと誓うだろうから、目覚まし時計を準備したり早めに寝たりするようになって習慣化される。
しかし半端に時間に間に合わせられる習慣を続けていたら、より早く準備する、ということができなくなる。
これは心の余裕やひいては能率さえも落としかねないものだと思う。
「そろそろしなきゃ」という焦りがあれば、目の前のタスクに集中できない。
なので、あったりまえのことだが必ずしなければいけないことに対する事前準備は早めに終わらせておくにこしたことはない。
これは短期の準備だけでなく、1ヶ月先に旅行に行く、とか次の仕事を探そうと思っているとか、そういった長期の準備についても言える。時間があると人はギリギリまでなまけようとするものだ。