アラサー脱ヒキ日記

メンタル薄弱日記。嫌いな社会化を目指す。

自分の視点、他者の視点

だいぶ前に意外なことに気がついた。

 

「こう思われてるに違いない」

という一種の被害妄想の類については、自分が思っている程に他者の意識は介在(関係)していないだろうということだ。

 

自分が惨めだと感じている自分の欠点やマイナスポイントについて、他者が想念を全くしないというわけではない。

 

第一印象や、同じような感覚の琴線に触れれば、想念は起こるだろうが、重要な点は自分が思っているほど、他者はそれについて思い巡らしていないということだ。

 

日経サイエンスという雑誌の少し前の号に「ステレオタイプ脅威」についての記事が掲載された。

名前を見てイメージできる通り、思い込みや枠組みが害を及ぼすといった内容だ。

これは「気持の重税」と述べられている。

 

つまり、自分に対してレッテル貼りを繰り返す人たちは、重税を自らに課している、ということになる。

 

人間の主に視覚からもたらされるセンサーは高度に発達している。

メンタル薄弱、ひきこもり達は悪い意味でこのセンサーが過敏に作動するので、相手のちょっとした仕草、態度、露骨に感じる笑顔などを悪く解釈するクセがある。

 

それを「自分がひきこもりだったから」というマイナス面に関連付けてしまい、自分を孤立させようとしてしまう働きが生じる事がある。

 

そういうことを繰り返していると、逆に自分が気づかない内に自分の態度や素行に「卑屈さ」などが現れ、実際に他者もそう感じるようになる。

 

主な対処法は2つある。

まず自分に自信を持てるものをはっきりさせることだ。

資格をとると決めて勉強するという、進行形のものでもいい。

 

もう一つは職場の環境、人がいる空間の雰囲気に慣れるまで耐えることだ。

人が実はどう感じているのか、といった意外な事実を肌身で感じれば怖いと感じなくなるかもしれない。