実体験の大切さ
頭で分かってるつもりというのが厄介者だ。
自分はどちらかと言えば理屈っぽい方だし、自分が体験していないことをさも体験したかのように話すことはできる。
思考に耽ることもよくある。
脳内であれやこれやとシミュレーションもする。
雑学本や専門書をよく読んでいた時期もある。
物事の要旨をつかむのは得意だと思っている。
人間はそうシンプルじゃないから予想されたものと実際のものの違いには戸惑うし、感情的な軌道修正を余儀なくされることも多々ある。
自分が思っているような人間ばかりではなくて、社会にはイレギュラー要素が満ち溢れており、それに伴う自分の心移りや感情の起伏だって立派なイレギュラー要素だ。
結局、頭の中で知ったつもりになっていること、というのはあまり意味がない。
どんなにIQの高い人だってなれない業務は手間取るだろうし、シゴトについて言えば向き不向きというものもある。
やってみないとわからないことしかない、と思うようになった。
自己否定的、内省的、反省的、責任感を感じすぎたり、悩み過ぎる。
そんな事から逃れられない人たちはとても純粋だと思うし、そういう種の性格はDNAに刻み決まれてる宿命だと思う。
そういった社会不適合要素からバランスを取る為にも「挑戦」という名目で色々やってみるのがいいのだ。